みなさん、早速ですが、ソリッド ってご存知ですか?
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メタルギア?
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懐かしいね。
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違います。
管釣り界で、ソリッドといえば(ティップ)穂先の種類、ソリッドティップの事ですよね。
ちなみに私の職場では、ソリッドといえば 無地 のことを言います。
ネオスタイル バチプロ
今回は数あるソリッドティップの中から、EMT ネオスタイル VerticalPRO 62ST TYPE-S のご紹介です。
今まで、バチプロシリーズはいくつか紹介してきました。
気になるモデルがありましたら、ぜひ過去記事をお読みくださいませ。。
62ST TYPE-S???
バチプロ 62ST も暗号だらけのモデル名。
今回も解読していきましょう。
Vertical = 垂直
PRO = 専門家
62 = 6フィート2インチ = 187.96cm
ST = ソリッドティップ = 穂先が詰まっている(空洞ではない)
TYPE-S = 細めのグリップ(握り)
直訳・・・。
「細い握りと詰まった穂先を持つ、187.96cmの垂直専門家」
ちなみに、62TTも以前直訳してみました。
「細い握りと空洞の穂先を持つ、187.96cmの垂直専門家」
でした。
どちらも、下ネタロッククライマー になってしまうんですが、今回の62STの方が、穂先が詰まっているので、下ネタランクは上 ですね。
下(シモ)なのにランクは上。
日本語って難しいですね。。
失礼しました。
スペック
EMT ネオスタイル Vertical PRO 62ST TYPE-S
全長:187.7cm
自重:37g
仕舞寸法:97.1cm
継数:2pcs
先径 / 元径:0.8mm / 20.5mm
ルアー:0.1g ~ 4g
ライン:1lb ~ 6lb
素材:カーボン 82.4% グラス繊維他 17.6%
価格 ¥ 50,800-(税抜)
Made in は、
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日本 です。
62TTに続き日本製です。
最近の海外製品の進歩は目覚ましいものがありますが、ミーハーな私は、日本製だとなんとなく安心します。
重量
驚異の 37g
62STには、ダイワ ’20 ルビアス FC LT2500Sをセットしています。
リール込みでも、
192 g
200g 切ってきました。
軽さは正義!
釣行後の疲れが違います。
ありがとうございます。
グリップ
元径 20.5mm TYPE-Sの名の通り、細身のグリップで握りやすいですね。
バチプロ特有の 中空 & ヌードグリップ は健在です。
ガイド
ガイドは7つ
FUJIチタンフレームSリングガイド仕様
テーパー
しっかり ファーストテーパー ですね。
ティップ
62STの名前にもある ソリッドティップ 仕様。
ロッドティップの種類は、
・チューブラーティップ
・ソリッドティップ
の2種類。
一般的に
チューブラーティップ
・高感度
・操作性がいい
・軽い
・あたりを弾きやすい
ソリッドティップ
・食い込みがいい
・バレにくい
と言われています。
バラシが多い私にはソリッドティップの恩恵を受けられそうです。
62TTとの比較
バチプロファンなら気になるであろう、62TT と 62ST の違い。
私も気になりました。
スペック上はほとんど同じなので、ティップの種類以外どこが違うの?ってことで、比較してみました。
重量
62ST = 37 g
62TT = 38 g
正直重量に関しては、どちらも軽いので、どちらが軽いなどの比較はナンセンス。
うん、どちらも軽い。以上。
グリップ
元径も数ミリですが異なります。
62ST = 20.5 mm
62TT = 20.2 mm
若干シェイプも違いますね。
画像では分かりにくいですが、グリップ経は62TTの方が細く、バットからベリーにかけては、62STの方が細くなり、くびれが強い形状 となります。
ガイド
仕様ガイドは同じですが、ガイド位置 がだいぶ違います。
正確にはガイドの間隔が違います。
62ST・62TTともにトップガイドから6番ガイドまで7つのガイドがあります。
トップガイドから5番ガイドまでは、62STの方がガイドの間隔が狭く、画像にはありませんが、逆に5番6番の間隔は62STが広くなっています。
しかも、間隔の差もバッドに近づくにつれ徐々に小さくなり、最終ガイド間(5番〜6番ガイド)は一気にその差が逆転します。
比べて初めて気付きました。
あまり気にしたことありませんでしたが、この微妙なセッティングの差が重要なんでしょうね。
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先経(穂先)
見た目でも、62STの方がだいぶ細いですね。
62ST = 1.0 mm
62TT = 0.8 mm
スペック上だと、わずか0.2mmの差ですが、目で見てわかるくらいです。
とても繊細。
取り扱い注意。
テーパー
62ST
こちらは 62TT
ちょっと撮り方が分かりづらいですが、どちらもファーストテーパー。
やはりティップは、ST が柔軟です。
感覚的な話になりますが、ティップの収まり具合は、
62ST = びよぉ~ん。
62TT = ジャキン。
わかりづらくてすいません。
ただ、62STの「びよぉ~ん」もコシのある「びよぉ~ん」で非常にしっかりしています。
各所違いは多分にありますが、私くらいのツリウマレベルでは、うまく説明できません。
使ってみて
62ST は、高次元で縦釣りに対応してくれるロッドです。ちょっとぐらい釣り手がミスをしても柔軟に対応してくれます。
まさに 出木杉くんロッド。
ソリッドティップの恩恵もあり、魚の走りにティップが追従し、掛けた後のやりとりは余裕を持ってできますね。
しなやか って言葉がピッタリです。
ただ、ティップが繊細なので、取り扱いには十分注意が必要です。
よくあるティップのPEライン絡みも、強引にひっぱたりしない方がいいですね。
大事に大事にソフトに扱いましょう。
ツリウマレベル2の私の体感ですが、
・感度
62ST < 62TT
チューブラーティップの TT の方が、シャキッとした感度。ST は若干マイルド。
・操作性
62ST < 62TT
TT はロッドの動きがダイレクトにルアーに反映されるイメージ。
・柔軟性
62ST > 62TT
・掛けるまで
62ST < 62TT
TT はアワセのダイレクト感が凄まじく、瞬時にフッキング。
・掛けてから
62ST > 62TT
ST は柔軟なティップが魚に追従し、安心してやり取りができる。バレにくい。
ってな感じです。
まとめ
結局どっちがいいのか?
これに関しては、完全に好みの問題 ですね。
ざっくりな違いは、ソリッドかチューブラーかの違いなので、好みのティップで選んで問題ないと思います。
ただ、例えるなら。
62ST = 優等生(懐が広い)
62TT = 尖った天才(攻め攻め)
個人的には、62TTが好きです。
じゃじゃ馬感がありますが、シャキッとした感度・ダイレクト感はたまりません。
THE 縦釣りロッド です。
その分62STと比べるとバラシも多いと感じますが、これはティップ云々よりも、私のスキルの問題かなと思います。日々精進するしかないですね。
62TTは、
0 or 100
DEAD or ALIVE です。
62STは、
80くらいの高水準でALIVE です。。
よくわかりませんね。。。
62TTを紹介した時は、62TTを子供時代のトランクスに例えました。
では62STは?
グレートサイヤマン時代の、孫悟飯 ですね。
頭も良く柔軟、安定感があって強い。。
文武両道の 学級委員タイプ ということで・・・。
縦釣りを頑張りたいけど、ガチガチの縦ロッドはなぁ。。
って方には 62ST がオススメですね。
ツリウマになって、もっとわかりやすく説明できるように頑張ります。。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
derasan様
こんばんは、ソリッドティップは巻き用で1本だけ持ってますが合わせとランディングにコツが要りますね。チューブラーに比べて巻き合わせでプラス1回転、ロッドでの合わせの幅も倍位にしないと、しっかりと掛からない感じです。ランディング時も充分に寄せておかないとネット直前で走られます。慣れればとても面白いですが。
スズミ800 様
コメントありがとうございます。
ネットイン直前で走られることありました。。
フッキングもしっかりしないと・・・。
ソリッドは万能なイメージですけど、まだまだ使いこなせていません。。
頑張ります!!
はじめまして、こんばんわ。たけのこと申します!
最近バチプロデビューしたので大変勉強になります!私68TTを使っているのですが、最初はバレまくりでした…STでなくTTにしたことを一瞬後悔しましたが、慣れると何故かバレが劇的に減って普通に釣れるようになりました。むしろしっかりフッキングできるからかバレづらいような気もしています。あとはかけてからの取り込み方も普通のペナペナロッドと同じではなく、なんかコツがある気がしますね。バチプロも奥が深いですね!
たけのこ 様
コメントありがとうございます。
わかります! 私も慣れるまでずいぶんバラシてきました。
今でもやっちゃいますけどね・・・。笑
ロッドごとに最適な使い方があるってことですよね。
釣行のたびに学ぶことが多く、日々勉強です。
そして、68TTうらやましいです。