みなさん、早速ですが、フォール って言葉 ご存知ですか?
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レスリングだろ?
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不合格?
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違います。不合格はフェイルです・・・。
管釣り界で、フォール といえば、ルアーを水面からボトム(水底)まで沈めるアクションのことですよね
フォールアクション
フォールはルアーをボトムまで沈下させることですが、今回は縦釣りに使われる、いわゆる豆ルアーでのフォールについて。
そもそも、ルアーアクションのフォールは、管釣りでは なぜ有効なのか?
フォールは なぜ有効なの?
管釣りに放流されている魚たちは、以前は養魚場で養殖された魚です。
人工受精・人工孵化され、ある程度の大きさになると、釣り場に放流されます。
養魚場では、ペレットと呼ばれる人工飼料を餌として育ちます。
![ペレットも種類が豊富](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/jpg_q50.jpg)
ペレットで育った魚たちは、管釣りに放流された後も 餌 = ペレットと認識しています。
その習性を利用したのが、フォールの釣りです。
餌 = ペレット
ペレット = ゆっくり沈む
ゆっくり沈む = フォール
つまり、ゆっくりと沈む物体は、魚たちからすれば餌との認識なので、管釣りではフォールアクションが有効となります。
フォールスピード
フォールは、ただ落とすだけなので、ルアーの素材・形、特に重量によってスピード・アクションが大きく変わってきます。
・ゆらゆらとフォールするルアー
・まっすぐにフォールするルアー
などなど・・・
![それぞれ特長が違うルアー](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6083-768x1024.jpg)
今回はフォールスピードに注目してみましょう。
フォールの釣りは、魚にペレットと錯覚させるために、ゆっくりとフォールすることがポイントです。※ペレット以外の理由で、フォール中にあたりがあることももちろんありますが、今回はペレットだけに限定します
そのため、スローフォールを実現するために、各メーカー試行錯誤を繰り返しています。
・軽い素材を使う
・表面積を大きくし、水の抵抗を使う
などなど・・・
では、実際どこのメーカーのどのルアーが最もフォールスピードが遅いのか?
気になりますね。。。
フォールスピード対決
そんなわけで今回は、
「第一回 管釣りマニア杯争奪
チキチキ フォールスピード対決 どれが一番遅いのよ・・・」
を勝手に開催したいと思います。
ルールは簡単。
フォールスピードのみに限定しての勝負!!遅かったルアーの勝ち
その他の特長・実釣力・知名度は 完全無視 でいきたいと思います。
今回の対決に合わせて、スピードチェッカー を用意しました。
高級そうな匂いがしますねぇ。。
ホームセンター、釣具屋ダイソー・西友をめぐり、完成させました。
![ペットボトルで自作のフォールスピード確認ツール](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6060-660x1024.jpg)
構想 2分、製作 1分 水漏れ補強 10分 の力作です。
快適にフォールを楽しみたい富豪の方は、迷わずアクリルパイプを使いましょう。
富豪以外の方 は、私と同じようにコーヒーを一気飲みしましょう
出場ルアー
1 ネオスタイル プレミアム 0.5 g
言わずと知れた、縦釣り界の風雲児
![ネオスタイルプレミアム 0.5g重量](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6067-768x1024.jpg)
2 ロブルアー バベル 0.4 g
縦釣り界のパイオニア ROBルアーのバベル参戦
![バベル重量](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6071-768x1024.jpg)
3 ティモン BUNG 0.4 g
縦釣り界のニューフェイス、新色も加わり絶好調
![ティモンブング重量](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6066-1-768x1024.jpg)
4 カラコン ワイドグルーブ 0.5 g
管釣り界のハンドメイド王 貧乏釣り部員五時レンジャー様 渾身の一作
![カラコン重量](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6064-768x1024.jpg)
5 管釣りマニア自作 画鋲 0.5g
![自作画鋲ルアー重量](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6070-768x1024.jpg)
ノリで作った自作の画鋲ルアー プールでたまに釣れる
こちらの 5つのルアーで対決です。
ルール確認です
・スピードチェッカー(40cm)で着底までの秒数勝負
・あくまで 40cm 範囲での計測
・フックはスナップで結束
※DECOY フロントフック#10 耐力スナップ #00
いざ、勝負!!
![](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6073-628x1024.jpg)
対決会場は風呂場のため、画像暗いです。。
1位 カラコン 0.5g 2.53 秒
2位 ティモン BUNG 0.4g 2.06 秒
3位 ロブルアー バベル 0.3g 1.93 秒
4位 自作 画鋲ルアー 0.5g 1.45 秒
5位 NST プレミアム 0.5 g 1.40 秒
以上のような結果となりました。※あくまで個人計測での結果
重量差で、バベル・BUNG が有利かと思われましたが、形状・素材などでスピードが変わってくることがわかります。
ほぼ同じ重さの、カラコンとネオスタイルで 約1秒 の差がついたのも興味深いですね。
今回は、深さ 40cm での計測なので、その後の加速があれば最終的な結果は変わってくるかもしれません。
単純計算での話にはなりますが、釣り場によってボトムまで 1m・2m・3m ある場合、着底までに結構な時間の差がつきます。
一概には言えませんが、フォールで食わせることだけを考えた時、フォールスピードが遅ければ遅いほど、魚へのアピール時間が増えるので、チャンスが広がりますよね。
番外編
衝撃の出来事がありましたのでご紹介
![カラコン浮く](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6079-693x1024.jpg)
ん?
![カラコン浮く](https://kanturimania.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_6080-802x1024.jpg)
んん??
う、浮いてる・・・・・・。
すごい!!
注:そっと浮かべると浮きますが、その後、しっかりフォールしてくれるので無問題です
この絶妙な浮力バランスが、激遅フォールにつながっているんですね
クオリティ高し!!
まとめ
正直、今回の対決?(実験)は、フォール距離が 40cm と非常に短く、各ルアーで時間差が出るのか非常に不安でし他が、面白いほど差がつきました。
もちろん ルアー設計のコンセプトはそれぞれ違う ので、今回はフォールスピードにっ限っての順位ですが、とても興味深い結果でした。
管釣りでのフォールは有効なアクションですが、最近ではフォールアクション自体にスレている場合も多く、フォール +α のアクションが必須だと感じます。
やはり、
「その日、その時の状況を見極め、柔軟にアジャストしていく スキルと引き出しが必要 」
ですね。。
頑張りましょ ワタクシ!!
以上、縦釣りルアー フォールスピード 対決でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
やったー!浮力チャンピオン!っと思ったら…。
ええーっ!?沈まないですか?
一度沈めば大丈夫なはずですが沈まなければ代替品をお送りします!
グリーン様
誤解を招く表現で失礼しました。追加訂正しました。
浮かべると浮くって感じで、すぐに激遅フォールスタートしました。
キャストすれば、最初からしっかり沈むと思います。
想像以上に、クオリティ高いです!!
いえいえ、ありがとうございます!とても貴重な資料となりました!
[…] […]